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純情エゴイストへの愛を散らかし中。
純情ロマンチカ (3) (あすかコミックスCL-DX) 中村 春菊 角川書店 2004-06-01 by G-Tools |
ヒロさんの野分看病話は、相変わらず話を人の聞かないヒロさん。その上卑屈なヒロさん(笑)。10年以上も報われない片思いを続けてくるとあそこまで卑屈になってしまうのでしょうか(^^;)。野分と付き合って6年も経つのに(1年はほっぽっておかれましたが)まだ愛される事に慣れてないのかなぁ。最後に、野分に手を繋ぐ事をお願いしつつも、ずっと頭からすっぽりと布団を被ってるのがヒロさんらしくて可愛かったです。
ヒロさんの過去話は噂の(?)篠田さん登場。ウサギさんに絶賛片思い中なヒロさんが切ない(;;)。この頃から待ち伏せ癖があったのか(笑)。プライドが邪魔してストレートに愛情を表現できないから結局ああするしかないのか。不器用すぎるヒロさんが愛しい。ウサギさんを見つけた時のあの笑顔は反則です。可愛すぎます。篠田さんは嫌な人かと思っていましたが、ラストが意外な終わり方で、野分に手を振る篠田さんが良かったです。しかしヒロさん、相変わらず隠れるのが下手ですね(笑)。野分にうっかりさらりと恥ずかしい台詞を言っちゃって、それに気付いて照れ隠しに大暴れするヒロさんと、それをにこにこ顔で取り押さえてる野分の幸せ馬鹿ップルぶりに萌えました。
一波乱あった、珍しく野分視点の話。冷静な顔して妄想して、冷静な顔で否定する野分が面白すぎる(笑)。野分の中ではずっとヒロさんと釣り合う人間になれていない、というコンプレックスみたいなものがあったんですね。そんな余裕がない状態の時に名前呼び問題が発生したからこじれちゃったのか…。大人の余裕を見せようとして失敗したヒロさんが可愛かった。そんなんだからイトケンに“もっと大人になってほしい”とか言われちゃうんだよ(笑)。でも最後に、『ヒロさん』と呼んでいいのは野分ただ一人だけ、と言ったヒロさんはかっこよかった!「ヒロさん、ヒロさん」とわんこのように懐く野分も可愛かったです。
最後にちょっとロマ組の話も。ロマ組にとって大切な人である孝浩ですが、そんなにいい人と思えないのですが(笑)。美咲の事を考えて、美咲にとって最善の方法を考えてくれているように見えるけど、じゃあ美咲の意思はどうなるのさ?!と。誰かを思い出すと思ったらルルーシュだ(笑)。過保護にも程があります。