GF e-side
純情エゴイストへの愛を散らかし中。
2008'11.18.Tue
私があまりにもエゴエゴうるさかったもので、友人がエゴSS書いてくれました!やったー!!全くジャンル違いの友達なのでまさか書いてくれるとは思わなくて、「SSできたけどいる?」とメールが来た時は我が目を疑いました(笑)。いるに決まってるじゃないかー!えへへ。ありがとうv 嬉しすぎてテンションが上がりっぱなしですvv うるさくエゴへの愛について語った甲斐があったなぁ。(迷惑です)
つづきからどうぞ!
* * *
つづきからどうぞ!
* * *
『ずっと、ずっと。』
「野分」
それは、何の気無しに放った一言だった。
「お前、俺が死んだらどうするんだ?」
食事中たまたまつけたチャンネルで、老いた夫が、妻を介護して看取ったドキュメンタリーが流れていた。
ので、食器を片付け始めた野分に、深く考えずに訊いたのだが、直後、がちゃんと、手にしていた物が落ちたと思しき音に振り返れば、あいつは、まるで棄てられた子犬のような目をして、今にも泣き出しそうな顔で、首を横に振った。
「ヒロさんが死んだら、俺は生きていけません」
「馬鹿、たとえばの話だろ」
「嫌です。たとえばでも、考えたくありません」
ガキか、こいつは。半ば呆れながら、言ってやる。
「あのな、考えろ。お前は俺より年下なんだ。いくら日本人の寿命が伸びたとはいえ、普通に考えて、俺の方が先に死ぬ。老後も考えろ」
「嫌です」
それでもあいつは、いやいやをしたかと思うと、がばりとこちらに飛びついてきた。
「ヒロさんは、長生きしてください。よぼよぼになったって、寝たきりになったって、俺が一生懸命介護します」
そして悪戯っぽく、微笑む。
「なんたって俺は、医者のたまごですから。その頃には、一人前になって、ヒロさんのどんな病気だって、看られます」
「なんだよ、ちゃんと考えられたじゃねーか」
その言葉に、野分はきょとんとした後、またにこりと微笑んで。
ひとつ、キスを降らせた後、耳元で囁く。
「ヒロさん、好きです。おじいさんになっても、ずっとずっと、大好きです」
「馬鹿か」
息がかかる距離がくすぐったくて、赤くなった顔を見られないように、下を向きながら、ぼそりと洩らしてやった。
「わかりきってるんだよ、ンなこと」
End
--------------
やばいです。野分が可愛いです!わんこです!ヒロさんがかっこ良過ぎます!大人です!「ちゃんと考えられたじゃねーか」のヒロさんが大人過ぎてきゅんきゅんしましたvvv
「野分」
それは、何の気無しに放った一言だった。
「お前、俺が死んだらどうするんだ?」
食事中たまたまつけたチャンネルで、老いた夫が、妻を介護して看取ったドキュメンタリーが流れていた。
ので、食器を片付け始めた野分に、深く考えずに訊いたのだが、直後、がちゃんと、手にしていた物が落ちたと思しき音に振り返れば、あいつは、まるで棄てられた子犬のような目をして、今にも泣き出しそうな顔で、首を横に振った。
「ヒロさんが死んだら、俺は生きていけません」
「馬鹿、たとえばの話だろ」
「嫌です。たとえばでも、考えたくありません」
ガキか、こいつは。半ば呆れながら、言ってやる。
「あのな、考えろ。お前は俺より年下なんだ。いくら日本人の寿命が伸びたとはいえ、普通に考えて、俺の方が先に死ぬ。老後も考えろ」
「嫌です」
それでもあいつは、いやいやをしたかと思うと、がばりとこちらに飛びついてきた。
「ヒロさんは、長生きしてください。よぼよぼになったって、寝たきりになったって、俺が一生懸命介護します」
そして悪戯っぽく、微笑む。
「なんたって俺は、医者のたまごですから。その頃には、一人前になって、ヒロさんのどんな病気だって、看られます」
「なんだよ、ちゃんと考えられたじゃねーか」
その言葉に、野分はきょとんとした後、またにこりと微笑んで。
ひとつ、キスを降らせた後、耳元で囁く。
「ヒロさん、好きです。おじいさんになっても、ずっとずっと、大好きです」
「馬鹿か」
息がかかる距離がくすぐったくて、赤くなった顔を見られないように、下を向きながら、ぼそりと洩らしてやった。
「わかりきってるんだよ、ンなこと」
End
--------------
やばいです。野分が可愛いです!わんこです!ヒロさんがかっこ良過ぎます!大人です!「ちゃんと考えられたじゃねーか」のヒロさんが大人過ぎてきゅんきゅんしましたvvv
PR
Post your Comment
category
archive
profile
HN:
mai
性別:
女性
落描き場
link
comment
search