純エゴSS『大好きな人に贈る夢（前編）』

クリスマス話・前編です。

純エゴSS『only me』

ペタペタ、ペタペタ…と野分が俺を触っている。
と言っても別にいやらしい事を仕掛けてきているわけではなく、単純に、本を読んでいる俺に触る事を楽しんでいるらしい。俺の側に座って飽きもせずに、髪の毛を梳いたり、頬に触れたり、本を持っていない方の手に自分の指を絡めたり。

純エゴSS『紅葉色』

仕事帰りにいつもの公園でヒロさんを待つ。
今日は珍しく俺の方が早く待ち合わせ場所に着いたので、ベンチに座って待っていると、何かが目の前に落ちて来た。

純エゴお題SS『空白の一年間』

目が覚めた時に、隣にちゃんと野分が寝ている事を確認するとほっとする。
こんな風に思うようになったのは野分が留学から帰って来てからだ。

純エゴお題SS『唯一無二の存在』

野分との待ち合わせ場所は、交差点に面したビルの２Ｆにあるカフェ。
いつものように一時間近く前に着いてしまっていた俺は、窓辺の席に陣取り、持参した本を読みながら時間を潰す。